美しい日本語 擬音語、擬態語 さらさら
こんにちは、架け橋のしーちゃんです。
今日は「さらさら」について話してみたいと思います。
来日して27年目になります。
日本語をしゃべれば喋れるほど、日本語の美しさに感心しています。
日本人なら、当たり前に話してる日本語ですが、私のような外国出身の人にとって、とっても奥深いです。
「さらさら」について
ググったら、以下のような説明があります。
詳しくはこちら
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1 物が軽く触れ合う音を表す語。「風が笹の葉をさらさら(と)鳴らす」
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2 浅い川の水がよどみなく軽やかに流れるさま。「小川がさらさら(と)流れる」
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3 つかえずに軽快に進むさま。「さらさらと署名する」
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4 物に湿り気や粘り気がなく、乾いた感じのするさま。「さらさら(と)した髪」
[アクセント]はサラサラ、はサラサラ。
「さらさら」のイメージ
四つの言葉だけで、軽やかな流れ、軽い触れ合う音を分かりやすく表現されて、とってもイメージしやすいです。
簡単な言葉なのに、風物詩を感じさせられる言葉の一つと思います。
同じような中国語はありますか?
残念ながら、同じような中国語はありません。
私は中国語も大好きです。中国の漢詩、言い回しも感心する事は多々ありますが、「さらさら」と同じような意味の言葉はありません。
1、風が笹の葉をさらさら(と)鳴らす。
を中国語に訳すと
风吹着竹子沙沙作响.
ここで「さらさら」は「沙沙」(沙を流れる時の音)になります。
2、「小川がさらさら(と)流れる」
を中国に訳すと
「小河轻快的流淌着」
ここでは「さらさら」を「軽快」という言葉を使うことになります。
3、「さらさらと署名する」
を中国語に訳すと
「很流利的签了名」
ここの「さらさら」は流れるように「流利」と訳すしか表現がなくなります。
4、「さらさら(と)した髪」
を中国に訳すと
「光滑的头发」
ここの「さらさら」は滑らか(光滑)という言葉を使うことになります。
「さらさらな雪」
を中国語に訳すと
「像细沙一样的白雪」細かい砂のような雪になります。
まとめ
さらさらは日本語では軽快、軽やかという意味で、残念ながら、同じような中国語はありません。
中国語に訳す場合は、ほかの言葉に置き換える必要があります。
言葉は単なる言葉ではなく、感覚的な部分があります。言葉を訳すことができても、感覚的なものは表現ができません。それぞれの言葉の深みを感じます♪