kakehashi

日本人が気づいてない日本の魅力を発信するブログです

日本人の不思議 来日30年の中国出身の主婦がまとめてみました

おはようございます。日本在住30年のシーです。

 

日本では常識ですが、外国人から見ると不思議な事がいっぱいあります。

 

今日は、日本の不思議について話してみたいと思います。

あくまでも、私個人の見解です。

 

 

1、しきたりの不思議

 日本は伝統を重んじる国だと思います。

 

1-1、お辞儀

日本はお辞儀があります。

お辞儀のマナーまであります。

 

中国もお辞儀はありますが、日本のように日常で使う事はありません。

本当に重大な時にしか使いませんので、人によって一生に一度も使わない事もあるでしょう。

 

1-2、正座

 

昔中国も正座していましたが、現代では正座をしなくなりました。中国では正座は大きい過ちを犯したときに使う謝罪のジェスチャーになっていますので、日本の正座を見ると、不思議です。

 

正座のお辞儀もありますね。

それも日本特々のマナーの一つです。

 

1-3、お歳暮、お中元

日本はお歳暮、お中元の時期があります。

普段からお世話になったいる人に感謝の気持ちを伝えるしきたりの一つです。

 

中国はありません。

普段からお世話になった人に「ギフト」を送る事はありますが、お中元、お歳暮の時期はありません。

 

2、手紙の不思議

日本は手紙にもしっかりマナーがあります。

 

2-1、年賀状

日本は1月1日にまとめて年賀状が届くようになっています。

世界から見ても珍しい現象の一つだと思います。

 

 

 

2-2、往復はがき、往復封筒

日本は往復はがき、往復封筒があり、普段でも使われています。

中国では、日常生活の中では使いません。

大使館など非日常で使われるときはあります。

全く知らない人も多いでしょう。

 

一番不思議に思ったのは、宛名の書き方です。

  1. 返信用封筒の宛名は「行」か「宛」です。
  2. 送り返す時に、「様」か「御中」に書き直す。

 

2-3、冒頭の挨拶

日本の手紙の冒頭に天気の話があります。

 

古代中国の手紙も必ず天気の話をしてたように思います。

昔は同じ手紙のマナーはあったとしても、日本では今日でも大事に継承されています。

手紙が少なくなった日本では、お知らせなどに天気の話を冒頭に書く風習が色濃く残っています。

 

2-4、送り状

ビジネスマナーとして、送付状を添付するのが当たり前です。自分がするのがめんどくさい時もありますが、実に素晴らしいマナーだと思います。

 

2-5、名前の配置

連名の時に、書いた人の名前が最後になります。

なので、誰が書いたのを最後の名前を見ると分かります。

 

 

3、日常の不思議

日常でも日本の不思議があります。

 

3-1、手はお膝

学校では手はお膝と教えられます。

初対面の時に、手はテーブルに置きません。

慣れてきて、お互い心が開いてきて、手が自由に置くようになります。

 

中国では、机の上です。私が小学校の時に、手は机の上に置くと教えられてますので、自然に手が机に置いてしまいます。

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初対面の日本人からすれば、馴れ馴れしいと感じてしまうかもしれません。

 

最近は手は机に置きませんが笑

 

3-2、「はい」は一回

日本では、返事するときに、「はい」は一回です。

「はい」「はい」と返事したら、「怒ってるの?」「嫌がってるの?」と勘違いされるかもしれません。

 

中国では、一文字、二文字で返事するのが殺風景ですので、丁寧を表すために、二回で

返事する時はよくあります。

本当に小さい事なので、無意識で言ってしまいます。

 

私は日本に来たばかりの時に本当に苦労しました。

 

4、お付き合いの不思議

 

日本では雰囲気を重んじる国です。

 

4-1、空気が読めない

一時「KY(空気が読めない)」という言葉が流行りました。

「空気が読めない」事が日本では嫌がられます。

 

中国では、「空気が読めない」のは当たり前です。

人それぞれの感じ方がありますので、「空気が読めない」だけでなく、「気にしてない」かもしれません。

イヤの雰囲気を感じ取れるのも日本人独特な感覚だと思います。

日本人の繊細さで生まれた雰囲気だと思います。

 

4-2、距離感の不思議

日本は距離感があります。

正確に言うと、パーソナリティスペースです。

座る位置の広さで、二人の関係が伺えるそうです。

  • 密接距離「0㎝~45㎝」親しい空間
  • 個体距離「45㎝~1.2㎝」友達空間
  • 社会距離「1.2㎝~3.5㎝」知り合い空間
  • 公衆距離「3.6㎝~」赤の他人の空間

というのがあります。

 

日本では、距離が近すぎるとストレスの原因にもなるそうです。

 

中国では、距離感を気にしません。

近年中国からの観光客が多くなりました。

中国人がいると、同じエレベーターに乗っても、ガラガラなのに、平気で近距離に立たれるという経験された人も多いではないでしょうか?

中国人がわざとそうしたいのではなく、気にしてないだけです。

日本人は「近い!」と感じて、イラっとする事が多いかもしれません。

 

4-3、阿吽の呼吸

日本では「阿吽の呼吸」を言います。

 「阿吽の呼吸」とは息がぴたり会う事です。仲間を思う気持ちの一つ現れのではないかと思います。

 

中国も同じような言葉はありますが、愛し合う二人の気持ちを表す言葉であり、日本のように仲間同士で使う事はありません。

 

5、街の不思議

5-1、静か

日本の街が静かです。

電車、バスなど公共の場合でマナーとして静かに話します。 

日本の街がとにかく静かです。

 

中国はとにかくにぎやかです。

ラクションは鳴りっぱなし、傍若無人で会話とにかくうるさいです。

 

5-2、清潔

日本はゴミがありません。

街ももちろんですが、スポーツ観戦、コンサートの観客席、きれいです。

子供がスポーツの試合をする時、試合会場を退出する前に必ず自分のクラブが座ってた場所を点検します。ゴミがあれば、拾って帰ります。

 

中国では、ゴミを平気で捨てます。

街を掃除する人がいますが、中々きれいになりません。

掃除する人がいるので、捨てても構わないという心理が働くかもしれませんね。

 

6、その他の不思議

6-1、折り紙

折り紙は日本しかない事は広く知られてると思います。

折り紙で作る作品もたくさんあります。

折り紙で作れない物はないくらい日本の折り紙文化が発達してると思います。

 

中国は折り紙はありませんが、折り鶴など、ちょっとした作品はあります。

折り紙がないもので、普通の紙で作るしかありません。

日本に来た時に様々の折り紙を見て、びっくりした事があります。

 

6-2、パステルカラー

実はパステルカラーは日本独特な色です。

パステルカラーははっきりではなく、淡い色合いで、優しく感じます。

 

中国では原色が多く、日本と同じような色合いを出すのが非常に難しいです。

 

日本人不思議のまとめ

日本は伝統を大事にする国だと思います。

 

日本の和食が無形文化遺産に登録されたように、お辞儀、正座、お歳暮、お中元、手紙冒頭の挨拶、パステルカラーなど、日本の独特なもので古来の伝統がしっかりと受け継がれていると思います。

 

日本で暮らす時間は母国より長くなってきた今、日本の不思議をまとめてみました。

少しでも在日外国人に対しての理解が深まったら幸いです。