kakehashi

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中国の不思議 中国で生きたままの鶏を買うのが人気?

おはよございます。日本在住30年のシーです。

 

お雑煮に鶏肉をいれましたか?

 

私は今年のお雑煮にぶりを入れました。

 

鶏肉を食べるたびに、昔母親が自分で鶏を捌いてるのを思い出します。

 

実は今でも生きた鶏を買うのが人気です。

 

スーパーで日本みたいにパックされてるお肉はありますが、昔ながらの市場に行くと、

生きたままの鶏を販売してる個人商店を見かけます。

 

「スーパーでパックの鶏肉を買えばいいじゃないの?なんで今でも生きたままの鶏を買うの」と不思議に親に聞いた事があります。

「生きたままの鶏を選ぶのが安心の為だよ。パックされるとどんな鶏が分からないからね。生きたままの鶏を選ぶのが安心できるから」という答えでした。

 

鶏は自分で捌いてた?

昔、鶏は自分で捌いていました。

 

今は生きた鶏を買えますが、お店で捌いてもらいます。

 

鶏の捌き方は今でも思い出したくないくらい、気持ちが悪いです。

 当時子供の私が、鶏を捌くなら、一生、鶏を食べたくないと思っていました。

 

昔は、生きたままの鶏を市場から買ってきます。

鶏の喉にまず包丁を入れ、血を絞りだします。

鶏の息が絶えるのを待って、鶏のお腹に切り込みを入れます。

内臓などを取り出し、きれいに洗って料理ができるように下処理します。

 

昔の中国は貧乏でしたので、一羽の鶏は大変のご馳走でした。

絞りだした血、内臓までそれぞれこしらえて食べていました。

 

一羽の鶏は家族五人で何日も食べれました。

 

鶏は宝の塊?

 

私たち子供は、ピンセットで鶏の羽をひたすら抜いていました。気が遠くなる作業でした。きれいに抜かないと、食べるときに毛がついてしまうので、結構神経を使います。

 

抜いた羽を新聞紙の上で広げて乾かしましてから、回収屋さんに回収してもらいました。少しですが、お金になります。羽布団の材料になると聞いたことがあります。

 

母親は「鶏は本当に大変な宝物だよ、捨てれるところは一つもない」と言っていたのを今も覚えています。

 

昔は作業が大変な分、鶏を食べれる事に有難みを感じていました。

 

不思議なエビソード

鶏に纏わる凄く不思議の話があります。

 

母親が鶏肉を捌いてた時の話です。

母親が鶏の内臓を取り出す時に、生の小さい膵臓を喉が痛い私の前に持ってきてくれました。

小さい時の私は扁桃腺が弱く、よく喉が痛くなり、熱もあったりしました。

 

あの時喉の痛みが強く、ご飯も食べられないほどでした。

 

「気持ちが悪いかもしれませんが、この膵臓を生のまま飲み込んで、すぐに治るよ」と母親に言われました。

 

長い時間迷いましたが、母親が全く動こうとしませんでした。生の膵臓と水を持ったままずっと待たれました。仕方なく、水と一緒に一気に飲み込みました。

 

不思議な事に、その日のうちに本当に喉が痛くなくなりました。夕食は鶏肉でしたので、おいしくいただきました。

 

まとめ

日本で鶏を捌くというのが珍しい事でしょう。

 

今の中国でも、安心の為に生きたままの鶏を販売されています。

一般の庶民が食卓の不安に対しての一つの対応策といえるでしょう。