大晦日 中国と日本の違い
こんにちは、日本在住30年のシーです。
今日大晦日です。2020年最後の日です。
昨日、私はいっぱいお正月の物を買いました。
おせち料理、めでたい菓子、食べるのがもったいないくらいきれいです。
来日して30年近くなっても、日本のものの精巧さに感心させられました。
中国の旧正月は本当の意味の新年です。
2021年の旧正月は2月12日です。
中国と日本の新年の迎え方の違いについて話してみたいと思います。
①使う色が違う
日本のお正月の色は金、赤、白だそうです。
中国は赤です。
間違っても白は使いません。
中国の伝統では、白はお葬式の時に使う色です。お正月中は絶対に使ってはいけません。
そういえば、クリスマスも赤ですね。サンタクロースさんは赤の防止と服を装い、プレゼントを持ってきてくれます。
②門の飾りが違う
日本はしめ縄を玄関に飾ります。
中国は「福」を逆さまにしてドアに貼ります。
日本のしめ縄飾りは神様を迎える目印として飾られると言われています。
中国の福は幸運の意味で、逆さまは中国語で来たと同じ発音から「福が来てくれました」という意味が込められています。
③食べ物が違う
日本ではおせち料理を食べます。
中国では、北と南の食べ物が全く違います。
北では、水餃子です。
南では、お餅、お団子を食べます。
お餅といっても、中国のお餅と日本のお餅は違います。
日本のお餅を焼いて、甘醤油につけて食べます。
中国では、日本のようなお餅はありません。
中国のお餅は大きく塩味、甘い味で分けられます。
塩味のお餅はお肉を混ぜて作られます。
甘い味のお餅はピーナッツやら、ゴマやらを混ぜて作られます。
ホールケーキのような丸いお餅を薄く切って、焼いて食べます。
お餅ですので、固くて切りにくいです。
母親がお餅を一所懸命切ってる姿は今でも鮮明に覚えています。
④街の雰囲気が違う
日本では、お正月近くなると、お店の飾りがしめ縄くらいだと思います。
中国では、お店に大きく「お正月おめでとうございます」という横幕が飾られたり、赤い提灯が掛けられたりします。
街は赤い一色に染められます。
⑤音が違う
日本の大晦日の深夜に除夜の鐘が響きます。
中国の大晦日の深夜に爆竹を鳴らしたり、花火を打ち上げたりします。
私が小さい時に、大晦日の深夜12時近くなると、二人の兄と一緒に爆竹、花火を持って家から飛び出しました。
お隣さんの子供達も家から出てきて、爆竹を鳴らしたり、花火を打ち上げたりしました。
深夜にも関わらず、物凄くうるさかったのですが、最高の楽しみの一つでもありました。
爆竹の音で悪い悪魔を近づかせないという意味が 込められているそうです。
まとめ
大晦日は中国も日本も家族団欒の日です。
習慣の違いがたくさんあっても、込められてる願いは一緒です。
来年は幸せの一年になりますように!