日本の年賀状文化の不思議、来日30年の中国出身の主婦がまとめてみた
おはようございます。日本在住30年で国際結婚したシーです。
1日にいっぱい年賀状が届きましたでしょうか?
毎年、1月1日になると、輪ゴムでまとめられた年賀状束となってポストに投函されます。
日本に住んで30年近くなる今も、毎年の1日になると、すごいなぁと感心してしまうほどです。
どこかすごい?と聞く人がいるかもしれません。
日本人なら、見慣れてる光景で、当たり前の事だと思いますが、外国人目線でそのすごさを話してみたいと思います。
不思議1、毎年の1月1日に投函される
新年の挨拶がしっかりとその年の元旦に届ける事はすごいです。
1月1日に纏めて届くという事は自分、相手だけでは成り立ちません。
第三者の郵便局が動いてくれないと意味がありません。
新年の挨拶を相手に届けたいという気持ちはだれでもあります。1日でも、2日でも、3日でも遅くはないはずなのに、12月25日までに投函しとけば、日本の郵便局がしっかりと1月1日に届くようにしてくれるので、このサービスが素晴らしいです。
中国なら、指定日に届けたいなら、自分で日にちを計算しないといけません。日数を計算して、それに間に合うように投函するしかありません。
年末年始なので、郵便局が休みになったり、混みあったり、日にちがずれる事もしばしばあります。何かあってもおかしくない時期ですので、クレームを言えません。そもそも、クレームを言っても聞いてくれません(笑)
不思議2、年賀状にもマナーがある
日本の年賀状は官製ハガキで、書き方、投函タイミングまで、決まりがあります。
1、賀詞は赤字でOKだが、文章はNGです。
2、賀詞は大きめに書く、本文、年号、一言添え書き などルールがあります。
3、家族ぐるみでお付き合いがある場合は連名での記載必要があります。
4、句読点がつけません。
などのマナーがあります。
一見めんどくさいと思いますが、たくさんのテンプレートがあります。
テンプレートに写真を入れったり、手書きの一言を書き入れたり、オリジナルの年賀状が完成します。
中国も、年賀状はありますが、出すタイミング、書き方の決まりがありません。
それと、官製ハガキの通信面は全部デザインで埋め尽くされてるので、自分で弄る事はできません。
自分でオリジナル年賀状を作りたいなら、市販で買うしかありません。
日本のように年賀状を買い、テンプレートを使い、写真を載せ、印刷する、というやり方はそもそも中国では存在しません。
不思議3、書き損じ年賀状、残りの年賀状も交換可能
書き損じ年賀状はだったの5円で交換できます。本当に素晴らしいサービスと思ってるのは私だけでしょうか?
私はよく書き間違えたり、ミス刷りしてしまいます。交換できるので、本当に気が楽です。
交換可能というサービスは中国ではありません。
当たり前ですよね。だって、自分が間違えたのに、郵便局で交換してくれる事は、本当に素晴らしいサービスです。普通の国では考えられない事です。外国、せめて中国ではありえない事です。
中国では、商品が悪くてもなかなか交換してもらえないのに、自分が書き間違えた物を交換してもらうなんで、あり得ない話です。
ミス刷りの為に、多めに買っておいて、残ってしまったら、5円の手数料はかかりますが、切手やハガキに交換してもらえます。便利で素晴らしいサービスです。
不思議4、年賀状サイズが統一してる
日本の年賀状はハガキサイズで統一しています。
中国の年賀状はハガキもありますが、二つ折の物もあります。日本のバースデーカードのようなイメージです。
不思議5、喪中はがき
喪中はがきとは?親族に不幸があり、喪中なので「年賀状」をご遠慮する旨のご挨拶状です。遅くとも12月の上旬までに送付するのが一般的なマナーです。
現在ではほとんど当たり前のように行っている喪中はがきですが、それほど古い由来の風習ではありません。「喪」や「忌」という言葉は、先祖を大切にする教えを説いた儒教に基づくもので,本来は近親者が無くなった際に一定期間喪服を着用して故人の冥福を祈り、慎ましく生活を送ることをいい、「喪中」は、喪に服する期間をさします。
「喪中はがき」は年賀状の欠礼の挨拶状です。「喪中はがき」の風習は、郵便で年始の挨拶を行う「年賀状」自体が風習として定着した明治15年頃より後に生まれた風習です。もともとこの時代の「喪中はがき」は、皇室の大喪に対し官吏などが出したものでした。それが次第に皇室の大喪だけではなく、個人の喪中のための喪中はがきとして大正時代に徐々に広まり、昭和初期に徐々に一部階層の風習となっていきました。戦後になり、お年玉つき年賀はがきの爆発的なヒットにより年賀状の風習が一般家庭に一挙に広まりました。これを機に昭和三十年代に喪中はがきも一般家庭に広く普及し、現在に至っています。
喪中ハガキの習慣は中国にありません。
お葬式が中国で盛大に開かれる習慣はありますが、手紙で遠方の親戚、友人に知らせるという決まりはありません。
考えてみれば、日本の「喪中ハガキ」を送る事はお付き合い上、分かりやすく、丁寧なやり方ですね。
シーのまとめ
日本の年賀状文化、素晴らしいと思います。
忙しい日常に紛れて、遠方にいる友人、親戚と中々連絡取れません。一年に一度、年賀状を通して、お互いの近況を報告しあう事は必要ではないかと年が重なる今、大事な事だと思うようになりました。
SNSで簡単に挨拶できる今日、年賀状を作る、書くというのが、手間がかかる作業かもしれませんが、一年に一度の紙の温もりと共に、日本特々の年賀状文化、受け継いでほしいと思います。
中国も昔からいっぱいしきたりがありました。日本に伝わってきたものの、中国でなくなった習慣がたくさんあります。ひな祭りも中国由来と言われていますが、今となって日本にしっかり定着し、中国で全く知られていません。もったいない事です。
伝統はなくなってから初めてもったいないと気づく事が多いです。
「和食」と同じように、「年賀状文化」も無形文化遺産に登録できる日が来るかもしれません。
日本人の不思議 来日30年の中国出身の主婦がまとめてみました
おはようございます。日本在住30年のシーです。
日本では常識ですが、外国人から見ると不思議な事がいっぱいあります。
今日は、日本の不思議について話してみたいと思います。
あくまでも、私個人の見解です。
1、しきたりの不思議
日本は伝統を重んじる国だと思います。
1-1、お辞儀
日本はお辞儀があります。
お辞儀のマナーまであります。
中国もお辞儀はありますが、日本のように日常で使う事はありません。
本当に重大な時にしか使いませんので、人によって一生に一度も使わない事もあるでしょう。
1-2、正座
昔中国も正座していましたが、現代では正座をしなくなりました。中国では正座は大きい過ちを犯したときに使う謝罪のジェスチャーになっていますので、日本の正座を見ると、不思議です。
正座のお辞儀もありますね。
それも日本特々のマナーの一つです。
1-3、お歳暮、お中元
日本はお歳暮、お中元の時期があります。
普段からお世話になったいる人に感謝の気持ちを伝えるしきたりの一つです。
中国はありません。
普段からお世話になった人に「ギフト」を送る事はありますが、お中元、お歳暮の時期はありません。
2、手紙の不思議
日本は手紙にもしっかりマナーがあります。
2-1、年賀状
日本は1月1日にまとめて年賀状が届くようになっています。
世界から見ても珍しい現象の一つだと思います。
2-2、往復はがき、往復封筒
日本は往復はがき、往復封筒があり、普段でも使われています。
中国では、日常生活の中では使いません。
大使館など非日常で使われるときはあります。
全く知らない人も多いでしょう。
一番不思議に思ったのは、宛名の書き方です。
- 返信用封筒の宛名は「行」か「宛」です。
- 送り返す時に、「様」か「御中」に書き直す。
2-3、冒頭の挨拶
日本の手紙の冒頭に天気の話があります。
古代中国の手紙も必ず天気の話をしてたように思います。
昔は同じ手紙のマナーはあったとしても、日本では今日でも大事に継承されています。
手紙が少なくなった日本では、お知らせなどに天気の話を冒頭に書く風習が色濃く残っています。
2-4、送り状
ビジネスマナーとして、送付状を添付するのが当たり前です。自分がするのがめんどくさい時もありますが、実に素晴らしいマナーだと思います。
2-5、名前の配置
連名の時に、書いた人の名前が最後になります。
なので、誰が書いたのを最後の名前を見ると分かります。
3、日常の不思議
日常でも日本の不思議があります。
3-1、手はお膝
学校では手はお膝と教えられます。
初対面の時に、手はテーブルに置きません。
慣れてきて、お互い心が開いてきて、手が自由に置くようになります。
中国では、机の上です。私が小学校の時に、手は机の上に置くと教えられてますので、自然に手が机に置いてしまいます。
初対面の日本人からすれば、馴れ馴れしいと感じてしまうかもしれません。
最近は手は机に置きませんが笑
3-2、「はい」は一回
日本では、返事するときに、「はい」は一回です。
「はい」「はい」と返事したら、「怒ってるの?」「嫌がってるの?」と勘違いされるかもしれません。
中国では、一文字、二文字で返事するのが殺風景ですので、丁寧を表すために、二回で
返事する時はよくあります。
本当に小さい事なので、無意識で言ってしまいます。
私は日本に来たばかりの時に本当に苦労しました。
4、お付き合いの不思議
日本では雰囲気を重んじる国です。
4-1、空気が読めない
一時「KY(空気が読めない)」という言葉が流行りました。
「空気が読めない」事が日本では嫌がられます。
中国では、「空気が読めない」のは当たり前です。
人それぞれの感じ方がありますので、「空気が読めない」だけでなく、「気にしてない」かもしれません。
イヤの雰囲気を感じ取れるのも日本人独特な感覚だと思います。
日本人の繊細さで生まれた雰囲気だと思います。
4-2、距離感の不思議
日本は距離感があります。
正確に言うと、パーソナリティスペースです。
座る位置の広さで、二人の関係が伺えるそうです。
- 密接距離「0㎝~45㎝」親しい空間
- 個体距離「45㎝~1.2㎝」友達空間
- 社会距離「1.2㎝~3.5㎝」知り合い空間
- 公衆距離「3.6㎝~」赤の他人の空間
というのがあります。
日本では、距離が近すぎるとストレスの原因にもなるそうです。
中国では、距離感を気にしません。
近年中国からの観光客が多くなりました。
中国人がいると、同じエレベーターに乗っても、ガラガラなのに、平気で近距離に立たれるという経験された人も多いではないでしょうか?
中国人がわざとそうしたいのではなく、気にしてないだけです。
日本人は「近い!」と感じて、イラっとする事が多いかもしれません。
4-3、阿吽の呼吸
日本では「阿吽の呼吸」を言います。
「阿吽の呼吸」とは息がぴたり会う事です。仲間を思う気持ちの一つ現れのではないかと思います。
中国も同じような言葉はありますが、愛し合う二人の気持ちを表す言葉であり、日本のように仲間同士で使う事はありません。
5、街の不思議
5-1、静か
日本の街が静かです。
電車、バスなど公共の場合でマナーとして静かに話します。
日本の街がとにかく静かです。
中国はとにかくにぎやかです。
クラクションは鳴りっぱなし、傍若無人で会話とにかくうるさいです。
5-2、清潔
日本はゴミがありません。
街ももちろんですが、スポーツ観戦、コンサートの観客席、きれいです。
子供がスポーツの試合をする時、試合会場を退出する前に必ず自分のクラブが座ってた場所を点検します。ゴミがあれば、拾って帰ります。
中国では、ゴミを平気で捨てます。
街を掃除する人がいますが、中々きれいになりません。
掃除する人がいるので、捨てても構わないという心理が働くかもしれませんね。
6、その他の不思議
6-1、折り紙
折り紙は日本しかない事は広く知られてると思います。
折り紙で作る作品もたくさんあります。
折り紙で作れない物はないくらい日本の折り紙文化が発達してると思います。
中国は折り紙はありませんが、折り鶴など、ちょっとした作品はあります。
折り紙がないもので、普通の紙で作るしかありません。
日本に来た時に様々の折り紙を見て、びっくりした事があります。
6-2、パステルカラー
実はパステルカラーは日本独特な色です。
パステルカラーははっきりではなく、淡い色合いで、優しく感じます。
中国では原色が多く、日本と同じような色合いを出すのが非常に難しいです。
日本人不思議のまとめ
日本は伝統を大事にする国だと思います。
日本の和食が無形文化遺産に登録されたように、お辞儀、正座、お歳暮、お中元、手紙冒頭の挨拶、パステルカラーなど、日本の独特なもので古来の伝統がしっかりと受け継がれていると思います。
日本で暮らす時間は母国より長くなってきた今、日本の不思議をまとめてみました。
少しでも在日外国人に対しての理解が深まったら幸いです。
「中国の学校」と「日本の学校」の違い 実体験からまとめてみました
おはようございます。日本在住30年のシーです。
中国の小学校と日本の小学校の違いについて、実体験をもとにまとめてみました。
現在中国の小学校は昼休みの短縮の推進など、大きく変わろうとしていますが、実体験を交えて、今の中国の小学校と日本の小学校の違いをまとめてみました。
中国の小学校は福建省福州市にある小学校です。
福建省は台湾の向かい側にある都市で、ウーロン茶が有名です。
スケジュールの違い
日本と中国、入学時期、休み時期、1日の時間割りまで違います。
入学時期の違い
日本は桜の季節、4月が入学式です。
中国は9月1日です。
休みの違い
日本は春休み、夏休み、年末年始の休み、全部で三回長い休みがあります。
学校によって、3学期に分けられます。
今年はコロナでいつもと違いますが、去年は下記になっていました。
7月21日~8月29日が夏休み
12月22日~1月8日が冬休み
3月26日~4月6日が春休み
中国は春休み、夏休み、全部で二回だけ休みがあります。
今年の場合は
7月1日~8月31日が夏休み
1月21日~2月20日が春休み
となっています。休みが全部で90日です。
夏休みは基本日にちの変更はありませんが、春休みの場合は旧正月の関係で、毎年微妙に日にちのズレがあります。
昼休みの違い
日本は昼休みは給食を入れて1時間半くらいです。
中国は11:00~14:00くらい3時間もあります。
なので、昼休みになったら、ほとんどの生徒が一時帰宅します。
「中国と日本の時間割りの違い」は合わせて読んでみたい。
https://blog.hatena.ne.jp/manjyublog/manjyublog.hatenablog.com/edit?entry=26006613677053180
学校生活の違い
日本と中国、学校生活が違います。
先生が違う
日本では特に低学年の場合は、担任の先生が一人だけです。
中国の場合は、教科毎に先生が違います。
国語、算数、図工、音楽、体育の先生はそれぞれ担当しています。
保護者と学校の関係
日本では、保護者と学校の関係は密にあると思います。
PTAがあり、入学式、懇談会、運動会など、何かと保護者は学校に行くことが多いと思います。
中国では、保護者は基本学校に行くことがありません。
年に一度に保護者会があるだけで、昼間ではなく夜に行われます。
入学式、運動会などは、学校の許可がないと、保護者は見学する事が出来ません。
運よく先着順で申し込む事が出来るときがあります。
国旗、国歌
日本では、学校によって校歌があります。
生徒たちは音楽の時に校歌を歌ったりします。
中国では、校歌はありません。
毎週の月曜日に、登校後に全員グランドに集まります。
国旗掲揚並びに国歌斉唱します。
休み時間中の遊び
昔の私たち、遊びはほとんど卓球でした。
卓球ラケットは皆持ってますので、学校に持っていきます。
中国の机は日本と違って、細長く、日本家庭の学習机のようなもので、二人共同で使っていました。
休みになると、すぐに卓球を遊び始めます。
普通は卓球台がないと、卓球かできないでしょうと突っ込まれるかもしれませんが、子供らの私たちはお構いなく、「どこでもドア」のように「どこでも卓球」でした。
中国の卓球が強いのは国民の娯楽という土壌から生まれた物かもしれませんね。
服装の違い
ランドセル
日本は基本ランドセルを使います。
中国ではランドセルはありません。
好きなリュック、ショルダーバッグを使って登校します。
最近、日本のランドセルが丈夫でデザインも豊富で、中国でも人気が出てきてます。
服装
日本の小学校は私服が多いです。
中国では、学校によって違います。
一つだけ、中国独特の物があります。赤い三角巾です。
赤い三角巾を首に巻きます。
赤い三角巾は「共産党のたまご」という意味があります。
昔は優秀で選ばれた子しか巻く事が出来ませんので、憧れでした。
今は全員三角巾をまかないといけません。
今日のシーのまとめ
同じ小学校でも、違いがたくさんあります。
赤い三角巾、国旗掲揚、国歌斉唱など、日本から見ると不思議かもしれませんが、
私たちが当たり前でした。
小学校、中学、高校まで、国旗掲揚、国歌斉唱はずっと続きます。
赤い三角巾は小学校と中学校で使いますが、高校になると、共産党になるための青年団に入ります。
私たちは子供の時代から色濃く政治の色に染められていました。
日本と中国ここが違う 小学校の時間割
おはよございます。日本在住30年のシーです。
日本の小学校は高学年になると、15:30に下校で、16:00前に帰ってきます。
日本の学校の下校時間が早いというイメージがあります。
今回は中国の南の方福建省福州市の小学校と兵庫県川西市の小学校の違いを比べてみました。
★福建省は台湾に面しています。ウーロン茶が有名です
意外な事に、日本と中国の時間割り似ていました。
日本と中国ともに基本は5時間目です。
高学年になると6時間目もあったりします。
日本の時間割り
日本の子供の小学校の時間割りの一例です。
8:45~9:30 一時間目
10分休み
9:40~10:25 二時間目
20分休み
10:45~11:30 三時間目
10分休み
11:40~12:25 四時間目
12:25~13:40 給食、昼休み、掃除
13:45~14:30 五時間目
14:35~15:20 六時間目
15:30下校
日本の授業する時間は45分です。
中国の時間割り
中国の小学校の時間割りの一例です。
8:30~9:10 一時間目
10分休み
9:20~10:00 二時間目
5分間目の保護体操
10分休み
10:15~10:55 三時間目
10:55分下校
昼休み
10:55~14:00
14:00~14:40 四時間目
14:50~15:30 五時間目
五分間目の保護体操
15:45~16:25 六時間目
中国の授業時間が40分です。
日本より5分短いです。
目の保護体操は何?
中国の時間割りを見ると、気になるところがありました。
目の保護体操というのがあります。
私が小学生の時にもありました。30年以上も続いていますね。少しびっくりです。
目の体操の時間になると、スピーカから音楽と同時に号令が掛けられます。
今でも鮮明に覚えています。主に目の周りのマッサージです。目の周りにツボが多いそうで、鼻の横のツボを押したり、眉頭のツボを押さえたり、瞼を軽く押さえたり、目頭から目じりまでマッサージしたりするくらいの内容でした。
今でも目が疲れたりすると目の周りのマッサージをします。気づいたら、昔の目の体操をやっていました。昔は全く真剣にやっていませんでしたが。
私の視力が悪いです。真剣に目の体操をやっていたら、防止&矯正できたかどうか不明です。
今日のシー的なまとめ
日本と中国、小学校の一日の時間割りが意外と同じです。
微妙に授業の時間が中国の方が短いですね。
日本ではまとまった時間で子供達が学校にいますが、中国では昼休みの時間に一旦子供達が帰宅します。
日本の学童のように、中国でも申請すれば、子供がお昼休みの時間に学校で食べて、見てもらう事もできるそうです。
最近中国でも、日本のように、お昼休み時間を短縮する動きも出てきたそうです。
日本で子育てが慣れてるので、給食があって、まとまった時間に子供が学校にいてくれる事はありがたい事だなぁとつくづく思います。
【教育編】中国と日本 学校生活の違い
おはようございます。日本在住30年のシーです。
学校が始まりました。
今日は小学校に関して、日本と中国教育の違いを話してみたいと思います。
①下校時間の違い
日本の小学校は5時間目、6時間目で終わります。
下校時間は14:30か15:30くらいです。
中国は昼休憩の時間が長いので、下校時間も遅く17:00くらいです。
現在の中国でも、日本のように三時下校という動きもあるそうです。
②送り迎えの違い
特に小学生の送り迎えに関して、日本と中国が違います。
日本では公立の学校に子供らが自分で歩いていきます。
中国は基本送り迎えがあります。
私の時代は全く送り迎えがなかったのですが、今の中国では、下校の時間がなると、学校の周りが渋滞してしまうほどお迎えがすごいです。
③給食の違い
日本の小学校は食育ということで、栄養が計算された給食があります。
親としては本当に助かります。
中国では、学校によって様々ですが、お昼が長いので、ほとんどの子は家に帰ります。
どうしても家に帰れない場合は、日本の学童のように申込めば、学校で食べる事ができます。
④土足の違い
日本では、校舎に入るのに、上靴に履き替える必要があります。
中国では、土足のままです。
靴を履き替えるのは、世界でも珍しいのではないかと思います。
⑤掃除の違い
日本はお昼ご飯が終わってからクラス全員が協力して教室を掃除します。
中国では午後の下校後に、日直の2人で掃除します。
全員土足なので、ほうきではき掃除くらいですが。
まとめ
日本と中国、本当に様々な面で違いがあります。
小学校の送り迎えが、中国の家庭にとって非常に負担になってるそうです。
少し昔は送り迎えは全くありませんでした。
一人子政策によって、過保護なる親が増えています。それに、車の増加、交通事故の増加、治安の悪化により、現在は送り迎えが当たり前になってしまいました。
非常に問題にはなっているようで、将来中国の教育環境も変わっていくでしょう。
日本と中国 幼稚園と小学校 学校教育の違い
こんにちは 日本在住30年のシーです。
もうすぐ冬休みが終わります。
今日は日本と中国学校教育の違いについて、話してみたいと思います。
①始まりが違う
日本では桜の季節4月から始まり、3月に卒業です。
中国ではアメリカと同じで9月から始まり、7月に卒業です。
日本では4月1日までに6歳になれば、早生まれで上の学年になります。
中国では8月31日までに6歳になれば、上の学年になります。
中国では、早生まれという言葉はありません。
②幼稚園、小学校、下校時間の違い
日本の場合は
幼稚園は8:00~14:00です。
バスの場合は前後になる可能性があります。
小学校は8:00~14:30で、高学年になると、8:00~15:35までの日が多くなります。
中国の場合は
幼稚園は7:50~17:00です。
小学校は8‘00~17:00くらいです。
中国と日本の幼稚園、小学校ともに始まる時間は同じくらいですが、終わる時間は全く違います。
中国は昼休みの時間が非常に長いです。
中国では、お昼寝の習慣がありますので、お昼の休憩時間が長いです。
学校によって違いますが、11:30~14:30の3時間程度の休憩時間が設けられます。
③PTAの有無
日本の幼稚園と小学校はPTAがあります。
中国はPTAはありません。
中国で基本共働きの為、PTAのような保護者会がありません。
学期毎に保護者懇談会があります。時間は昼間ではなく、夜です。
去年、甥が高校に入学式がありました。夕方から夜にかけて行われていました。
不思議ですよね。
私が小さい時に、運動会でさえ親に来てもらったことがありませんでした。
親が学校に来ない事は小さいながら私たちの常識でした。
日本で子育てをすると、子供の幼稚園と小学校のPTA、私も経験してきました。
本当に大変でした。仕事と言えるくらい時間が取られますよね。
日本でも最近PTAを無くすという動きも出てきますね。
今日まとめ
日本の幼稚園、小学校は家庭との提携が密にあるように感じます。
母親は子育てに専念してたという昔からの風習があったでしょう。
中国では、昔から共働きですので、家庭の働き方に合う学校教育になってると思います。
今はなくなりましたが、私の幼稚園時代は1週間預かり保育でした。
家が近所なのに、平日は幼稚園で過ごし、土日しか家に帰れませんでした。
比べてみると、国の働き方によって、学校教育も随分違いますね。
【三国編】三国の登場人物から見る 中国人の名前の変化
おはようございます。日本在住30年のシーです。
日本でも、三国志は有名ですね。
もちろん、中国でも非常に有名です。
三国志の登場人物、曹操、孫権、劉備、趙雲、張飛、関羽、諸葛亮、などなど、三国志に興味がなくても、聞いたことのある名前はありませんか?
中国人名前のフルネームは何文字が多い?
現在中国では三文字の名前が多いです。
フルネーム三文字多いなのか、二文字多いなのか、はっきりした統計はありませんが、三文字が多いと言われています。
ちなみに私実家は五人家族で、全部三文字です。
父親の実家は7人家族と母親の実家は9人家族ですが、フルネームは全部3文字です。
近代有名人、毛沢東、蒋介石、周恩来、今の中国国家主席、習近平のフルネームは3文字です。
中国人の苗字は何文字が多い?
日本人の苗字は二文字が多いですが、中国人の苗字は一文字が多いです。
王、張、陳、劉などの苗字は日本でもよく知られています。
もちろん、二文字の苗字もあります。
三国で最も人気の高い孔明は苗字が諸葛で二文字です。
一文字以上の苗字は漢民族では非常に少ないです。
私は中国で小中高の学校を経験してきました。
私が知る限り、二文字苗字の同級生が一人もいませんでした。
中国人の名前は何文字が多い?
中国人の苗字は一文字が多いですが、下の名前は二文字が多いです。
フルネームではっきりした統計がないと同じで、統計ではないのですが、下の文字が二文字が多いです。
基本、子供に名前を付けるときに、苗字、まん中の名前を同じ字にして、一番最後の文字だけそれぞれ違う字にします。
毛沢東の子供10人もいるそうですが、一番最初の奥さんとの間に三人の子供がいます。それぞれの名前は毛 岸英、毛 岸青、毛 岸龍です。
毛は苗字で、岸は兄弟共通で、最後の字こそが個人を持つ名前です。
中国の「一人子政策」で兄弟の名前の統一性がなくなりましたけどね。
一人子政策は何?一人っ子政策 - Wikipedia
三国の登場人物のフルネームが何文字が多い?
三国の登場人物のフルネームが二文字が多いです。
曹 操(孟徳)
孫 権(仲謀)
劉 備(玄徳)
趙 雲(子運)
張 飛(翼徳)
関 羽(雲長)
諸葛 亮(孔明)
左は苗字で、右側が名前です。()の中は字(あざな)です。
三国で登場人物のフルネームはほとんど二文字だけです。
諸葛 亮は苗字が諸葛で二文字なので、フルネームが三文字になっています。
中国は昔の人は名前以外に字があります。
昔といっても、うちの父親(83歳)も、字を持っています。
字は現在中国で使われていませんので、理解しにくいと思います。
詳しい説明はまた後日にブログにあげます。
三国の登場人物の下の名前は一文字?
三国の登場人物のフルネームが二文字が多いということは、下の名前が一文字が多いです。
中国の歴史を見ても、下の名前`が一文字の時代が非常に珍しい時代です。
三国登場人物の名前に理由があった
三国の名前が一文字のルールは王莽によって決められたそうです。
王莽はどんな人?
西漢を滅ぼした人が王莽です。
王莽は当時の中国(漢)の人の名前を苗字以外名前を一文字、字を二文字にするというご布令を出し、犯罪者、悪い人だけに二文字を付けていたそうです。
中国人口の増加によって、苗字以外に、一文字から二文字の名前に時代とともに変化してきたそうです。
まとめ 中国人名前の変化
三国の登場人物の名前が苗字以外はほとんど一文字というのは、現在の中国から見ると非常に不思議な現象です。
それなりの理由があったんですね。
現在の中国の人口からすれば、名前が苗字を入れて二文字だけだと、重複が多すぎて、大変な事になるに違いないです。
名前も時代と共に変化していくものですね。